Windows7上でLinux OSを動作させる方法【インストールエラー解決編】

今回は、前回のWindows7上でLinux OSを動作させる方法において、「VMware Player」上に仮想マシンとして、CentOSをインストールしようとした際に、「バイナリ変化は、このプラットフォームのロングモードと互換性がありません。この仮想...」のメッセージが表示され、インストールが失敗するケースの解決方法を紹介する。
ただし、今回紹介する方法は、筆者のPCでは問題が解決されたが、他のPCにも有効かは検証できていない。

<現象>

上図の様に、VMware Playerの「新しい仮想マシン ウイザード」で確認画面まで進み「完了」ボタンを押下すると、下図の様なメッセージが表示される。

バイナリ変換は、このプラットフォームのロングモードと互換性がありません。
この仮想環境ではロングモードが無効になります。そのため、ロングモードを
必要とするアプリケーションは正しく機能しません。詳細については、
http://vmware.com/info?id=152を参照してください。

メッセージの「OK」ボタンを押下すると、さらに下図の様なメッセージが表示され、CentOSのインストールが異常終了する。

この仮想マシンは、64ビット ゲスト OS向けに構成されています。
ただし、64ビット操作は使用できません。

このホストはIntel VT-xに対応していますが、Intel VT-xは無効になっています。

Intel VT-xがBIOS/ファームウェア設定で無効となっている、
またはこの設定を変更してから電源を入れ直していない場合、
Intel VT-xが無効となる場合があります。

...

<解決方法>
BIOSの設定に問題があるので、それを修正することで解決する。
筆者使用しているPCのマザーボードは「ASUS Z87-PLUS」である。
以下このマザーボードを基準として記述する。

修正するBIOSの項目は「Intel Virtualication Technology」である。
(上記エラーメッセージ内に出てくる「Intel VT-x」はこの項目の略称と思われる)
この項目が上記マザーボード場合、デフォルトで「Disabled」となっているが、これを「Enabled」に修正する。

<修正方法>
1.BIOS画面を開く
2.Advanced Modeに変更
3.Advanceタブを開く
4.CPU Configurationを選択する
5.Intel Virtualication TechnologyをEnabledに変更
6.設定を保存して通常モードでPCを起動する

以上の修正を行い、再度「VMware Player」を起動し、最初からインストール作業を行うと、正常にCentOSをインストールすることが出来た。

以上

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