SeasarプロジェクトでExcelファイルを出力する方法[準備編]
JavaでExcel出力といえば、「POI」が有名だが、Seasarには「POI」を拡張した「Fisshplate」が提供されている。
「Fisshplate」は、Excelにテンプレート式を書くことによって、動的にデータが埋め込まれたExcelファイルを出力する事ができるライブラリである。
今回は、「Fisshplate」を使用するための準備を紹介する。<準備手順概要>
1.ライブラリのダウンロード
2.プロジェクトにライブラリを追加
3.ビルドパスの設定<準備手順詳細>
1.ライブラリのダウンロード
下記のサイトより最新の「Fisshplate」「S2Fisshplate」をダウンロードする。
Fisshplate - ダウンロード
zipファイルを解凍して中身を確認する。
使用するのは、「Fisshplate」「S2Fisshplate」共に「lib」フォルダの中のjarファイルである。
Fisshplate(libフォルダの中身)
commons-logging-1.1.jar fisshplate-0.1.4-javadoc.jar fisshplate-0.1.4-sources.jar fisshplate-0.1.4.jar log4j-1.2.12.jar ognl-2.6.9-patch-20090427.jar poi-3.2-FINAL.jar
S2Fisshplate(libフォルダの中身)
aopalliance-1.0.jar commons-logging-1.1.jar fisshplate-0.1.4.jar javassist-3.4.ga.jar junit-3.8.2.jar ognl-2.6.9-patch-20070908.jar poi-3.2-FINAL.jar s2-extension-2.4.22.jar s2-framework-2.4.22.jar s2fisshplate-0.1.4-javadoc.jar s2fisshplate-0.1.4-sources.jar s2fisshplate-0.1.4.jar
2.プロジェクトにライブラリを追加
1で取得したライブラリを、プロジェクトの「src/main/webapp/WEB-INF/lib」に追加する。
この時の注意点として、「Dolteng」を使用してプロジェクトを作成した場合、1で取得したjarファイルが既に一部含まれていることである。
単純に重複しているだけではなく、Doltengによって設定されたjarファイルのバージョンが、1で取得したバージョンより古い場合や、その逆がある。
今回のライブラリ追加に関しては、最新バージョンに統一することで正常に動作する。
※古いバージョンのライブラリは必ず削除すること
3.ビルドパスの設定
パッケージ・エクスプローラでプロジェクトを右クリックし、[プロパティー(R)]を選択する。
表示されたダイアログの左メニューで「Javaのビルド・パス」を選択し、「ライブラリー(L)」タブを表示させる。
2の作業で最新ライブラリに差し替えたものが「欠落」として警告されているので、選択して【除去(R)】ボタンを押す。
【Jar追加(J)...】ボタンを押して、2の作業で追加したライブラリを登録する。
ダイアログのOKボタンを押す。
以上で「Fisshplate」を使用するための準備は終了です。
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